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世田谷区長を訪問しました

2017年04月01日ベンチャースカウトボーイスカウト

3月30日の夕方、平成28年度の菊スカウトと富士スカウトたちが世田谷区長を訪問しました。
ここ数年この時期に行なわれているこの行事は、初めて参加するスカウトにとってはおそらく最も緊張するひとときでしょう。
スカウトたちが座るテーブルの真向かいに区長、教育長、都議会議長が着席されると、背筋がぴしっと伸びていくのがわかります。

今年はボーイ隊での最高の章「菊」をめざし、見事その課題を全部クリアしたのは9団、11団、15団の3人の中学三年生。
スカウトとしての最高の章「富士」を受章したのは10団、11団の高校生2人です。
もちろん彼らを指導したリーダーや団委員長、家庭でサポートをして来た保護者、世田谷地区の役員もずらりとスカウトの後ろに並んでいて、一人ひとりの感想や今後の抱負を聞いているのですからあがらないわけはありませんね。

迎えてくださった世田谷区のみなさんはスカウトたちの話を何度もうなづきながら聞いてくださり、それぞれに努力があっただろうことをねぎらってくださいました。
社会にでて仕事をしたり地域活動をしていく中で、どれだけ役に立てることをボーイスカウト活動で体験しているかを話してくださったり、面接や人前で話すことがことのほか苦手だったという打ち明け話まで聞くこともできました。
この日の緊張も、出会いも、またスカウトにとっては本当によい体験だったことでしょう。

もちろん結果が出せたことは素晴らしい。
だけど、ここに至るまでにあきらめないで続けたことや自分を高める努力をしてきたことはもっと素晴らしいですね。
スカウト活動の中では、たとえ小さな歩みだったとしても、それが途中で終わってしまうことがあったとしても、心を育てる肥やしとなることにたくさん巡り合うことができます。
それを自分のものにするかどうかはスカウト次第。

4月。新しい年度がまた始まります。
小さなスカウトから25歳まで一人ひとりのスカウトたちが、自身の持っている力や素質に気がついて伸び伸びと育っていくことができますように。