ボーイスカウトといえばキャンプをする人の集まり…と考えられがちですが、キャンプ技術力だけを身につける場ではありません。
自然の中に身を置き、いつもなら簡単に手に入る灯りや食事、寒暖や風雨を防ぐ壁や屋根のない場所で仲間と力を合わせて少しでも快適に過ごしながら、自分の心と向き合い自然の素晴らしさを味わう体験から得られるものが心を育てると考えています。
そんな体験をするためには、必要最低限のキャンプスキルは必要です。
ということで、今年のボーイ隊スカウトのための世田谷地区BSラリーでは、一日キャンプ場をお借りして、各団で活動しているボーイスカウトたちがこれまで身につけたキャンプスキルを競い合う内容となりました。
11月5日。朝方はぐっと冷え込んだ分、秋晴れのすっきりとした一日。
キャンプに必要な技能として今回のラリーで試される力は、ロープ、救急、工作、火、刃物、テントの6つ。
一人ひとりの力はもちろんだけど、チームワークがあってこそ乗り切れるものばかり。5~6人のグループが15個できて、それぞれのチェックポイントに意気揚々と出発していきました。
それぞれのチェックポイントでは、各団のリーダーたちが準備してきた課題が待っています。なんといってもスカウトがどんな顔をするかな?楽しんでくれるかな?ちょっと難しい要素もいれて、競争心をあおってみるのもいいな…と、何度も集まって決めてきた課題ばかり。これまでの体験にこの日感じたことが加わって、また一つ「できること」「頑張ろうと思うこと」が増えたことでしょう。
ボーイスカウトの素晴らしいところは、いつも次の目標が見つかること。そして、お互いが刺激になり、また次に会う時まで自分を磨きあえる仲間がいることです。