活動ニュース

11月2日 大学ローバー 大学祭訪問

2013年11月08日ローバースカウト地区からのお知らせ

世田谷地区にある21個の団のうち、12団は東京農業大学の、25団は国士舘大学の学生のみで構成される「大学ローバー」団です。多くのメンバーが大学に入ってから部活としてボーイスカウトと出会い卒業と同時に離れていくのですが、世田谷地区で毎月開かれる地区協議会や、新年子どもまつりなどの行事にも積極的に参加して大いに活躍中です。秋もたけなわの11月2日、両方の大学祭での彼らの活動の様子を取材してきました。

まずは近隣の方々にも大人気の「収穫祭」中の東京農大の12団へ。
うすら寒い日というのにものすごいにぎわい。どこも行列が長々とできていて、聞くと「ここの味噌は美味しい!」だとか。めざす543教室は周りの軽音楽、ジャズの演奏の渦の中にぽっかり浮かんだメルヘンワールド。壁には手作りの可愛いボードがめいっぱい飾られていて、まるで別世界のよう。


劇を楽しみにした子どもたちが次々と訪れてきました。部員が手分けして、大学の周りにある保育園や幼稚園にお知らせを配って歩いたのだそうです。

40分に及ぶ超大作「野菜村の不思議な話」は言葉もゆっくりでわかりやすく、手遊び歌も交えていて「野菜の妖精さん」が出てきた時は子どもたちみんなが大喜び。農大ならではの「食」の大切さがしっかり子どもたちの心に伝わっていきました。

劇の構成、出演、照明や音響、ボードの製作は1,2年生25人が、先輩のアドバイスをもらいながら一ヶ月間集中して取り組んできました。一年間の活動は壁新聞にまとめて発表。かなり充実した時間を過ごしていることがよくわかります。とっても明るい12団の雰囲気をたくさん感じてきました。

昼下がりからは冷たい雨。が、国士舘大学楓門祭はもちろんにぎやかに開催中。

34号館の正面広場に、めざす25団の「かた焼きそば」コーナー発見。

5月のわんぱく相撲、10月の国体・ボーイスカウト講習会などに奉仕をしてくれていて顔見知りになった2人には会えなかったものの、リーダーと一緒にきびきびと働くスカウトたちはとてもさわやか。

まだ入隊したばかりという一年生に話を聞くことができました。彼のデビューは馬事公苑で行なわれた夏の区民まつりでの、ポニーのコーナーの裏方。祭はただ参加するだけではなく、裏方で働くところも楽しいんだ!と感じ、それから楽しく活動を続けているそうです。

挨拶をしている間に手際よく盛り付け、かた焼きそばをふるまっていただきました。焼きそばコーナーがたくさんある中で、とてもおいしくいただきました。

どちらの団でも、取材班をなんとかもてなそうと気を配ってくれたおかげで、居心地のよい楽しい週末を過ごすことができました。

団の形はちょっと違っていても、同じ世田谷地区のボーイスカウト。大学ローバーたちの笑顔を見ながらこれからも助け合い、よい刺激を与えあって活動していけたらいいなと感じてきました。