活動ニュース

「一つ上のスカウト」をめざして

2014年12月11日ちょっとおしゃべり

強烈な寒波に見舞われた日本列島では、大雪に見舞われて大変な思いをされていらっしゃる方々もいらっしゃるとか。一日も早く落ち着いた日常に戻られるようにお祈りしています。

7日に砧公園ファミリーパークで開催されたBSラリー(世田谷地区のボーイスカウトたちが年に一度集まっての活動)も、本当に寒い朝となりました。
それでも冬の日差しに彩り豊かな紅葉がキラキラ光る公園にはスカウトたちが続々と集まってきて、ラリーの開始をわくわくしながら待っていました。

今年のラリーのテーマは「ひとつ上のスカウト」。
ボーイスカウトたちの活動の友である「スカウトハンドブック」には「観察」「測量」「救急」…といろいろな項目があり、スカウトとしての技能を磨きながら自分の力を発見したり、もっと深く極めていきたいなと目標をたてるのに大いに役立っているのですが、今日はそれぞれの団で、また一人ひとりががんばってきた成果が確かめられることになっています。
この広い公園の端から端まで設けられた6つのチェックポイントで、いつものリーダーではない他の団で活動しているリーダーたちとふれあいながら、課題に取り組んでいくのです。
でも、よくできるスカウトや早くゴールに戻ってきた班だけが高得点をとれるのではないのが今年ののBSラリーのおもしろいところ。
元気のよさや公園内にいる多くの方々に恥ずかしくない行動をとっているかもチェックの対象になるし、「次のチェックポイントまでスカウトソングを歌いながら進め」なんていう指示もあります。

セレモニーを終えたスカウトたちは、自分たちの団のほかにはこんなにたくさん仲間がいるんだなと感じながら落ち葉をサクサク踏みながら次々にめざすチェックポイントに向かって進んでいきます。
もう一つの隠れポイントは「ヒ」とか「コ」と書かれた文字盤。
「ゼ」「ビ」「ン」「ウ」「ノ」を並べ替えると・・・?
スタート地点で何気なくリーダーが持っていた「ウ」に気がついたスカウト班はどれくらいあったかはさだかではないけれど、やはり毎回胸に刻むこの言葉はチェックポイントを回るうちにきっと浮かび上がってきたはず。
そう、「日々の善行」。ボーイスカウトのスローガンです。

一日晩秋の気持ちよい空気と豊かな自然の中で過ごしたボーイスカウトたち。
今日出会った人たち、向き合った課題、感じた一つ一つが栄養となって、次への新しい一歩「ひとつ上のスカウト」をめざしていくことでしょう。

結果
1位 15団 ホワイトライオン班
2位 16団 スネーク班
3位  8団 ライオン班
    24団 ベア班