活動ニュース

ボーイスカウトを始めた人

2015年01月24日ちょっとおしゃべり

今月はBP(ロバート・ベーデン・パウエル卿の略)祭の月。
世田谷地区のあちこちで、その団独自で、また近くの友好団同士で、あるいはカトリック団がまとまって…といったさまざまなやり方で、この運動を始めてくれた「私たちのBP」の誕生をお祝いします。

今から100年以上も前のイギリス。
退役将軍BPは、インドや南アフリカで部下や現地の人々が自発的に有効な働きができるよう、どう導き、育てていくかをつねに考え、工夫して来ました。
帰国後、イギリスの少年たちが男らしさを身につけ将来社会に役立つ人間に成長していくために、自分の持っているノウハウを使ってみてはどうか?と考えたBPは、まずは実行!
20 人の子どもたちとともにイギリス南部にあるブラウンシー島でのキャンプにでかけました。

野外での生活、自然観察やグループ対抗のゲームに、参加した少年たちの旺盛な冒険心や好奇心は大満足!
「これは楽しい!」と感じることは、少年たちが進んで続けていけるのです。
少年たちの様子に、BPは「ゲーム」を楽しみながら知らず知らずのうちに自立心、協調性、リーダーシップといった力を身につける教育法を形にすることになります。

ブラウンシー島での体験をもとに書かれたのが、「スカウティング・フォア・ボーイズ」。
ボーイスカウト運動はここから始まり、瞬く間にイギリス中に、ヨーロッパに、アメリカに、そして全世界に広まっていきました。

ベーデン・パウエル卿はずっと昔に生きた人だけど、今ボーイスカウト運動を引き継いで活動しているスカウトたちにはとてもたいせつな人。
「誰かの役に立てる、強く優しい人になれるようがんばります!」
と自分自身とやくそくをしているスカウトは、BPからの「ほんの少しでもいいので、努力していこうね」というおおらかなメッセージに励まされて、今日も元気に活動しています。

AH@組拡委員会