活動ニュース

指導者も学ぶ 

2015年03月19日ちょっとおしゃべり


春のあたたかさとは程遠く冷たい雨の降る3月7日・8日、大田区にある池上本門寺で、東京連盟スカウトキャンプ研修会が開かれました。
18歳から25歳のローバースカウトや指導者が対象のこの研修会では、講義ももちろんあるのですが、ボーイ隊のスカウトになりきって班に分かれ、テントを立て、食事を作り、キャンプファイヤーを体験します。
初めて会った仲間と助け合う心地よさといった新しい発見も多い、中身の濃い2日間です。
大人になってからボーイスカウトを始めた指導者は、経験値の浅い自分にどうしても気おくれしてしまいがち。それでもこの研修会を経て自信を持てるようになったとか。
ボーイスカウトの魅力は、やはり体験してこそ味わえるものかもしれませんね。

15日には「生きる力について学ぼう」講演会と分科会が世田谷第14団で開催されました。
「地域の子どもたちとともに活動し、家庭と学校と協力しながら子育てを応援していくボーイスカウトでできることは何だろう?」を考える時間です。
2020年を目標に、これまでよしとされてきた「詰込み型」の教育ではなく、「たくさんの体験を通して視野を広げ、自分の頭で考えて、それを言葉でも絵画でも、どんな形でよいから表現できること」を求められることになり、実はすでにその取り組みは始まっている…
驚くような話がぽんぽん出てくる基調講演のあとは、小グループに分かれ熱心な討議
世田谷地区のあちこちの団から参加した7人の指導者たちも、「勉強になった」「持ち帰って団のみんなで分かち合いたい」との感想を持ったとのことです。

自然観察や博物館見学、身体を使っての野外ゲームなどいろいろなことを楽しく体験する。
そしてそこにはいつも仲間がいること。
年齢のちがう人々の中で過ごすからこそ、豊かな感性がはぐくまれてゆく。
そんな活動をしているボーイスカウトは、今までも、そしてもちろんこれからも地域の子どもたちの最も身近な存在です。

AH@組拡委員会